山口編

〜動 機〜

夏の大会も近づいてきています。大会の前に行われるのが、組合せ抽選。抽選はくじで行われるので、公正無比なもの。高校野球では、1シーズンに秋季・春季・夏季の3大会が行われます。ですから、3度の組合せ抽選が行われている訳です。その組合せが、新聞などに掲載される度に、私がまず第1にチェックするのは、自分のひいきの高校の対戦相手。対戦相手が強豪と言われる格上の高校であれば、「くじ運が悪いなぁ」と嘆き。逆に、格下の対戦相手であれば、「ラッキー、くじ運がいいや」と喜ぶ。そして、次にチェックするのが他校の組合せ。強豪同士が激突する好カードはないかと、1回戦の対戦を見回す。しかし、1回戦からの好カードというのは、少ないようでなかなか見つけることはできない。また、ひいきの高校の対戦と好カードのチェックをしている最中に、「また、この高校とこの高校が1回戦から当たっているよ。よく当たるなぁ」という対戦カードを見つけることがある。以上のように、くじによって決定される組合せで感じた私の4つの疑問をデータをもとに検証してみたいと思います。

 

  • 検証その1:くじ運のいい高校はあるのか
  • 検証その2:くじ運の悪い高校はあるのか
  • 検証その3:よく対戦する高校はあるのか
  • 検証その4:強豪校対決(好カード)はどれぐらいあるのか

 

山口県の1997年度から2000年度会長大会までの計15大会の地区予選1回戦の対戦を検証データとし、検証は岩柳・防徳・山宇萩・下関の地区別に行っています。
  • 補足1
    山口県の年間主要大会は、秋季・春季・会長・夏季の4大会
  • 補足2
    山口県は、岩柳・防徳・山宇萩・下関の4地区(15校づつ)に分かれて地区予選を行ない、その後県決勝大会を行う2段階方式
  • 補足3
    夏季大会のみ岩柳と防徳が周防部、山宇萩と下関が長門部として地区分けされ、同地区毎に抽選が行われる

 

  • 上位校
    地区15校のなかの検証データ期間内の通算勝利数1位から5位までの5校※強豪校と同意です
  • 中位校
    地区15校のなかの検証データ期間内の通算勝利数6位から10位までの5校
  • 下位校
    地区15校のなかの検証データ期間内の通算勝利数11位から15位までの5校
  • 上位校(中位校・下位校)対戦比率
    上位校(中位校・下位校)との対戦数を1回戦の試合数で割った数値

 

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