山口・愛媛両県の各種シード校は、はたしてどれ位義務を履行しているのかをチェック
- 義務履行率とは
最低条件(パターン:権利≦義務、評価:○以上)をクリアしたシード高校数÷各種シード高校数×100
- 実例1
山口の第1シード校4校中2校が義務履行の最低条件であるベスト4以上に進出した場合、義務履行率は50%となります。
- 実例2
山口の第2シード校4校中2校が義務履行の最低条件であるベスト8以上に進出した場合、義務履行率は50%となります
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年度 |
山口 |
履行率
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愛媛 |
履行率
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1997 |
第1シード4校 |
100% |
シード4校 |
50% |
第2シード4校 |
50% |
1998 |
第1シード4校 |
75% |
シード4校 |
75% |
第2シード4校 |
50% |
1999 |
第1シード4校 |
50% |
シード4校 |
25% |
第2シード4校 |
50% |
2000 |
第1シード4校 |
50% |
シード4校 |
75% |
第2シード4校 |
25% |
通算 |
第1シード4校 |
68.8% |
シード4校 |
56.3% |
第2シード4校 |
43.8% |
シード8校
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56.3% |
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山口県の場合、実績によって第1と第2シードの2ランクに分けられている訳だが、そのランク通りの結果が得られた。通算で第1シードの履行率は75%で、第2シードの50%を上回っており、ノーシード校や第2シード校にほとんど敗退することなく、実力通り順当に勝ち上がってきたことの証明だろう。第1シードの履行率75%というのは、1大会で4校のうち3校が準決勝まで勝ち上がってきたということだから、番狂わせの少ない波乱のない大会が多かったと言うことができる。ただ、1999年度のみ第1・第2両シードとも50%と低く、シード校が早い回戦で敗退するなど波乱の多い大会だったようである。もうひとつの特徴は、第2シードの履行率が3年間すべて50%であること。毎年、3回戦までに4校中2校がノーシード校に敗退していることになる。愛媛の場合、シード校の履行率が、通算で山口の第1シード校より25pt低い50%。4校中2校が準々決勝までにノーシード校に負けていることになる。この原因は、愛媛のシード校が弱いということではなく、抽選方式の違いとシード校数(山口8・愛媛4)の違いによるものだと考えられる。山口の周防・長門部毎の地区別抽選とは違い、全県抽選であることとシード校数が山口の半数である為、東・中・南予の地区を問わず、シードに漏れた各地区の実力校と対戦する可能性(確率)が高いことが、低い履行率の原因だと思われる。 |