徳島県編

徳島の全試合(408)のスコア別試合数が分かります。右クリックの新しいウィンドウで開くと参照しやすいです。

 

一番多いのは、3−2というロースコアの好試合と思われるスコアでした。2位以降7点差以上のコールドと思われるスコアが圧倒的に多いのが徳島の特徴ですね。また、最高得点差試合が53−0、勝利校が20得点以上を挙げた試合が12試合もあることを考えると、徳島の上位校と下位校の実力差は他県に比べて格段に大きいということができると思います。そのような大味な試合が多い中、3−2というスコアの試合を演じている高校はどこだろうという興味が湧いたので調べてみました。その結果、ここ数年常に上位に進出している鳴門勢3校(高校・工業・第一)が、14試合中半分の7試合に絡んでいました。3−2というスコアは攻守に鍛えられた好チーム同士の対戦で生まれる確率が高いと言うことですね。当然でしょうが。
因みに、全試合の平均スコアは「8.8−2.5」です。

 
順位 スコア 試合数 比率 順位 スコア 試合数 比率
1 3-2 14 3.4% 5 5-4 11 2.7%
2 9-2 12 2.9% 5 5-1 11 2.7%
2 8-1 12 2.9% 5 4-1 11 2.7%
2 7-0 12 2.9% 9 8-0 10 2.5%
5 10-0 11 2.7% 9 7-6 10 2.5%
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9 4-2 10 2.5%
 

完封試合率22.5%という数字は、他県と比較すると多くもなく少なくもない数字だと思います。徳島の特徴は上の検証項目でも述べましたが、上位校と下位校の実力格差が極めて大きいこと。このことは、完封試合率という数値には直接表れていませんが、完封試合のスコア数に表れているように思います。下記の表のように計26通り(9+17)ありました。コールドの最低得点差である7あるいは10を上回るような得点差試合が多くあるということですね。スコア統計表をチェックしていただければ分かると思いますが、驚くべき得点差の試合が多くあります。是非ともご覧になって下さい。

 
順位 スコア 試合数 比率 順位 スコア 試合数 比率
1 7-0 12 2.9% 4 2-0 5 1.2%
2 10-0 11 2.7% 7 11-0 4 1.0%
3 8-0 10 2.5% 7 6-0 4 1.0%
4 15-0 5 1.2% 7 5-0 4 1.0%
4 4-0 5 1.2% 17通り 32 7.8%

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  92 22.5%
 

1点差試合比率は15.7%でした。3−2のスコアは、検証1で述べたように強豪校同士の対戦がほとんどでした。何か特徴はないかと思い、1点差試合をスコア別に調べてみたのですが、傾向として強豪対決がやはり多いですね。しかし、2−1(9試合)・1−0(2試合)のようなロースコアの対戦を見ると、打線の弱いチーム同士の対戦や打線が弱くとも好投手を擁して、相手を最少失点に抑えて勝ったと思われるような試合も、数は少ないですが見受けられます。試合を見たわけではないので、あくまでも推測ですが。1−0のスコアの対戦を挙げておきますと、新野高校VS富岡西高・那賀高校VS穴吹高校の2試合です。

 
順位 スコア 試合数 比率 順位 スコア 試合数 比率
1 3-2 14 3.4% 6 4-3 4 1.0%
2 5-4 11 2.7% 7 9-8 3 0.7%
3 7-6 10 2.5% -

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4 2-1 9 2.2% 3通り 6 1.5%
5 6-5 7 1.7%   64 15.7%
 
  • 1999年度春季大会1回戦・徳島商業 53−0 脇町高校(53点差)

 

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