岡山・広島勢の活躍の陰で・・・。

〜前 説〜

中国大会には秋季と春季の2大会があります。その大会結果で近年顕著になってきているのが、岡山・広島勢の活躍と山口・山陰勢の低迷。両者の実力差は年々拡大し、中国地区は完全に「両極分解状態」なのでは。「両極分解」との表現は私の個人的印象にすぎないのですが、近年の大会成績をつらつらみるに、上位を岡山・広島勢が独占していたり、試合内容で山口・山陰勢を圧倒しているような気がしてなりません。そこで、近年の中国大会の成績から中国地区の高校野球の現状を分析し検証してみました。
※検証はマクロ的なものからミクロ的なものへ順次進めていきます。

 

  • 97年度から02年度の期間に行われた秋季中国大会90試合と春季中国大会42試合の計132試合を検証データとしました。
  • 秋季大会は開催県4校・他県3校の計16校が出場し、上位を同一県の代表校に独占させないように配慮した組み合せ方式が採用されています。
    (例)岡山県で開催された1999年度秋季大会
  • 春季大会は開催県4校・他県優勝校の計8校が出場し、開催県と他県優勝校が初戦で対戦する組み合せ方式が採用されています。
    (例)広島県で開催された1999年度春季大会
 
 
 
この検証は中国大会に出場した各県トップレベルのチームの成績に基づくものなので、この検証結果によって各県高校野球レベルの高低を推し量ることはできないと思っています。個人的には、平均という算出方法では中国5県のレベルはほとんど変らないのではと愚考しております。

Back to Home