県別初戦突破率

県別対戦成績の勝率には、同県同士の対戦結果も含まれていました。この項目ではそれらの結果を除外する為、同県同士が絶対に対戦しない秋季と春季大会の初戦となる１回戦を対象データとしました。どうして初戦に限定したかといいますと、通算成績では上位に進出したチームの勝ち数が加算される為、各県代表校の集団としてのレベルを測定することが極めて困難となるからです。県毎の初戦の勝率すなわち初戦突破率であれば、各県代表校の集団としてのレベルをかなり正確に測定できるのではないかと思っています。
秋季と春季を合わせた通算初戦突破率上位は、広島がトップで岡山・山口の順。秋季は、岡山がトップで広島・山口の順。春季は、広島がダントツのトップで山口・岡山の順。この順位の微妙な入れ替わりは興味深いですね。私が一番注目しているのが、秋季大会の初戦突破率と組み合せの関係。具体的に、県毎に最多対戦県と最少対戦県の対戦数を挙げてみます。トップの岡山は、最多の鳥取が６で最少の島根・広島が４。２位の広島は、最多の山口が９で最少の島根が２。３位の山口は、最多の広島が９で最少の鳥取が１。４位の島根は、最多の鳥取が８で最少の広島が２。５位の鳥取は、最多の島根が８で最少の山口が１。このように県によって、他県との対戦数に偏りがあります。岡山のみあまり対戦数に偏りはないようですが、他の４県はかなり偏りがありますね。その中でも山口は、最多対戦数が強豪集う広島で９、最少対戦数が５位の鳥取との１。「あんた、くじ運が悪いね」と慰めを言いたいくらい。勿論、初戦突破率は実力によるところが大きいと思いますが、くじ運もかなり影響しているような気がします。

■県別春季大会初戦突破率表■