県別対戦成績

秋季・春季を合わせた通算勝率は、岡山・広島・山口・島根・鳥取の順。岡山・広島勢は６割台の勝率、山口はほぼ５割、島根・鳥取の山陰勢は５割を大幅に下回っています。県別の対戦で面白いのは、勝率１位の岡山がライバル広島には勝ち越しているのに、３位の山口には負け越しているところ。逆に岡山には分のいい山口は、広島に大きく負け越しています。高校野球の場合、年度・大会毎に出場するチームが違うわけですから、プロ野球チームの対戦のように「相性」という表現で片づけることはできないですね。
次に面白いのが、秋季と春季で勝率が大きく違う県があること。広島は春季大会で秋季をはるかに上回る７割近い勝率を上げているのに対し、逆に島根は秋季を大幅に下回る１割台の低い勝率になっています。この一番の理由としては、秋季と春季では組み合せ方式が大きく異なることが挙げられると思います。春季大会は開催県４校と他県の優勝校が対戦する方式が採用されているので、上位進出校にチーム力の差があまりない強豪が集う広島が高い勝率を挙げているのは納得がいくところです。それと広島には、高陽東という春季大会に滅法強い「春将軍」がいることも勝率を押し上げている要因ではありますが・・・。

■県別春季大会対戦成績表■